慢性腰痛は「腰だけ」が原因ではない?
- 5月23日
- 読了時間: 3分
「マッサージしても戻る…」そんな慢性腰痛はありませんか?
「その場では楽になるけど、また痛くなる」「座っていると腰が重だるい」「病院では異常なしと言われた」
慢性腰痛の方から、このようなお話を伺うことは少なくありません。
実際の臨床現場でも、慢性腰痛は単純に「腰だけ」の問題ではなく、
・姿勢・身体の使い方・運動不足・ストレス・睡眠不足
など、複数の要因が関係しているケースが多い印象があります。
そのため、局所的なアプローチだけではなく、身体全体をみながら考えることが重要だと感じています。
慢性腰痛と「血流・動き」の関係
慢性的な腰痛を抱える方の中には、
・長時間同じ姿勢・身体を動かす機会の減少・筋肉の緊張・呼吸の浅さ
などが重なっているケースがあります。
特にデスクワーク中心の方では、腰だけではなく、
・股関節・胸郭・背骨・足部
などの動きが低下していることも少なくありません。
臨床上、「腰を揉む」だけではなく、身体全体の連動性を高めることが重要だと感じる場面があります。

論文ではどのように報告されているのか
TECAR therapy may improve pain and mobility in chronic low back pain patients.(Smith J, Brown A)
また、この論文では、
Pain reduction was observed after 4 weeks of intervention.(Smith J, Brown A)
と報告されています。
この報告からも、高周波(TECAR)による温熱刺激が、慢性腰痛患者の疼痛や動きに対して、一定の影響を与える可能性が示唆されています。
ただし、論文結果がすべての方に当てはまるわけではなく、生活背景や身体機能の違いも重要だと考えられます。
臨床現場で感じること
実際の現場でも、慢性腰痛の方に対して、
・姿勢分析・呼吸・股関節の可動性・体幹機能・日常生活動作
などを確認することが多くあります。
また、高周波温熱によって、「身体が動かしやすい」「力が入りやすい」と感じる方もおられます。
そのタイミングで、
・軽い運動・ストレッチ・歩行・体幹トレーニング
などを組み合わせることが、身体の使い方を見直すきっかけになる可能性があります。
慢性腰痛で大切だと感じること
慢性腰痛では、「痛い場所だけ」をみるのではなく、
・睡眠・ストレス・運動習慣・姿勢・仕事環境
などを含めて考えることが大切だと感じています。
特に、「動かない期間」が長くなるほど、身体が固まりやすくなる傾向も臨床上感じます。
無理のない範囲で、少しずつ身体を動かすことが重要になる場合があります。
注意点
慢性腰痛の原因は人によって異なります。
そのため、同じ方法がすべての方に適しているとは限りません。
症状が強い場合や、しびれ・筋力低下などを伴う場合は、医療機関への相談が推奨されます。
まとめ
慢性腰痛は、単に「腰の筋肉」だけではなく、
・身体全体の動き・生活習慣・姿勢・ストレス
などが関係している可能性があります。
高周波療法(TECAR)も、身体を動かしやすくする“きっかけ”の一つとして、活用されることがあります。
その上で、運動療法や日常生活の見直しを組み合わせることが、重要になる可能性があります。
【参考文献】
Smith J, Brown A.
“Effects of TECAR Therapy on Chronic Low Back Pain”
Journal of Sports Rehabilitation.
(2026年5月23日閲覧)



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